聖コロンバ教会ケルン大司教区美術館/ピーター・ズントー
2009年 04月 04日
お笑い建築学校、週末勤務のジムインです。
グーテンターク。
さてさて。
聖ズントー先生のブラザー・クラウス野外礼拝堂に続き。
ケルンの聖コロンバ教会ケルン大司教区美術館をどうぞ。
ブラザー・クラウスと同年の2007年に竣工。
ケルン駅から歩いて5分ほどの場所にあります。
ここも素晴らしいです。
素材とか石とか時間とか、
色々なことを考えるというか感じさせられます。
ケルンは第二次世界大戦の米軍との市街戦でいったん破壊されました。その時に廃墟化した後期ゴシック期の聖コロンバ教会堂、1950年建立の「廃墟の聖母礼拝堂」、70年代の遺跡発掘跡を、聖ズントー様の建物がインテグレートする美術館です。内部は遺跡見物コーナーもあります。
美術作品は1853年に設立された「ケルン大司教区美術振興協会」が教会の独立性を保つ目的の上でコレクションを開始したようです。この辺りの歴史的経緯は美術館のサイトにかかれてありますが、当時のドイツの社会的背景など考えると面白いです。
司教座があったケルンは豊かな街なのです。
現代美術の展示室もよくできてます。作品に命をふきこむ空間です。
この美術館に住めたら幸せだなあ、とか思って後ろ髪引かれながらパリに戻ったジムインでした。
by korubunochie | 2009-04-04 23:08 | 気になる建築家/その他