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新人くんの卒業制作と『建築思想図鑑』   


ジジのお笑い建築学校、ジムインの松本晴子です。

桜が花曇りの空を白くそめる春、いかがおすごしでしょうか。




はてさて。

ジジ校長(=林要次)が編著者のおひとりをつとめたという、

学芸出版社刊『建築思想図鑑』が大好評発売中とのことです:




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昨年9月に発売されて、現在はや4刷。
老若男女に広く愛されている様子が伺えます。




ちなみに、われらが新人くん(縁故採用)も、
『建築思想図鑑』を愛読する少年のひとりです。

新人くん、3月某日に小学校を目出度く卒業なさいましたが、
卒業間近の学びやの授業にて、級友の皆様の前でこんなプレゼンをなさったそうです:



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「朝読書の時間に、『建築思想図鑑』を何度もよんで、書いたんだよ!」とのこと。

編著者・ジジ校長、ついつい涙腺もゆるみます。。


さらに、新人くんからは、プレゼン台本のご開示がありました:

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一部抜粋。

ジジ校長の涙腺崩壊。
ピロティの陰からむせび泣きが聞こえてきそうです。。


『建築思想図鑑』は、学び始めの学生の方々も、かつて学んだ大人の方々も、そうでないかたがたも、知的好奇心を刺激し、とくに加齢に悩むジムインのようなやからには、脳みその若返りを図るのにうてつけの1冊ではないかと思います。


桜の季節にはピッタリですね。



そんなこんなで。
新人くん、12年半前、お笑い建築学校には、こんな紹介文ともに登場しました:





抱っこ紐にぶら下がっていた新人くんも、黄色いお帽子をお空に飛ばして、
この春には学ラン少年へと進化をとげます。

新人くん、みごとに、一人前のお笑い建築学校教員になりつつありますが、
ジムイン、愛と勇気の教育係として、まだまだしつこく職務を全うする所存です。。

そんなわけで、お笑い建築学校は、今後も、ほそぼそと、続く予定です。。


# by korubunochie | 2024-03-31 16:58 | 新人くんの委員会活動

ジジ校長、「クリフサイド」を語る@YouTV「横浜ミストリー」   

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ジジのお笑い建築学校、ジムインの松本晴子です。

本日は、
ジジ校長のテレビ出演情報です。

***

横浜のケーブルテレビ、YOUTVには、「横浜ミストリー」という人気番組があります。


2023年4月は、横浜元町の老舗ダンスホール「クリフサイド」特集でした。


今回、クリフサイドの設計者である中村順平先生(横浜国立大学の建築教育の開祖)について、

ジジ校長(=林要次、中村順平研究者)が大いに語らせていただきました。
貴重な機会を頂戴し、ありがとうございます。





「2023年4月放送 憧れのダンスホール 横浜元町 クリフサイド」
https://www.netyou.jp/program/lineup/pdid490-000065.html
https://www.cable4k.jp/program/21726/


ジジ校長の出演は、18分35秒あたり〜からだと思います。

ジジ校長が、博物館を歩いたり、資料を眺めたり、解説したり、
いろいろとしたりしている姿が見られます。

あわせて、「檜の会」(*)を通じて、所蔵資料のいくつかを紹介させていただいております。

(*)「檜の会」:中村順平の教え子達を中心に設立された組織。
中村順平、横浜工業高校時代の資料の研究・保存を手がける。


「横浜ミストリー」のクリフサイド特集、
番組前半では、実際にクリフサイドに集った浜っ子たちが登場し、
クリフサイドの輝かしき思い出を語られております。
目を輝かせながら語らえっる貴重な証言の数々。
戦後の元町の歴史に興味を惹かれました。
非常に見応えがある番組です。




*「横浜ミストリー」は、J:COM東京などでも放送されているようです:



横浜元町といえばポンパドウルでしょうか。不肖ジムイン、
アップルパイとミニクロワッサンにみられるひと工夫が好きです。。

# by korubunochie | 2023-04-13 12:46 | 中村順平先生

祝!ジジ校長、日本建築学会関東支部にて優秀論文報告に選ばれました!   

ジジのお笑い建築学校、ジムインの松本晴子です。



かなりご無沙汰ですが。生きてます。

今日日の話題といえば。


お笑い建築学校のホープ、新人くん(縁故採用)に、

ついに身長を越されてしまいました。


あんなに小さかったのに。


年寄りは縮むばかり。


ジムイン、気分は退役軍人です。


なので、匍匐前進でがんばりとうございます。


久しぶりの事務連絡です。


2022 年度 第 93 回 日本建築学会関東支部研究発表会 にて。。


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ジジ校長が、今年も優秀論文に選ばれました:


『Element Analytiqueとしての横浜高等工業学校の「建築図画」』

正会員林要次 (芝浦工業大学)


https://www.first.iir.titech.ac.jp/arai_20230324_1.pdf


めでたいです。おめでとうございます。


横国建築の開祖(?)、中村順平先生とその教育がテーマ?なのでしょうか。

ぜひとも拝読してみたいものです。



# by korubunochie | 2023-04-10 23:09 | 中村順平先生

新春の研修旅行:多摩湖と狭山湖   


ジジのお笑い建築学校、ジムインの松本晴子です。


松の内もすぎました。


年末の仕事や課題がちっともおわらず、除夜の鐘を悶々とならした方々。

新年のお屠蘇でくるい咲いた方々も多いことかと思います。

そんなことさえ、思い出すのもつらいかもしれません。





お笑い建築学校では、急遽、研修旅行に出かけることになりました。

会稽の恥、臥薪嘗胆。それが常です。

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テーマは、東京の水源の旅!

都市インフラと景観の歴史と、21世紀における水辺開発の可能性について考察することが目的です。

アーバニズム、ユルバニスムです。

ちなみに、めずらしく、ジムイン発案のツアーコースです。
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検証対象は、多摩湖。いわゆる村山貯水池です。


東京都と埼玉県の境に位置する、東京都東大和市にあります。


都内最大の人造湖で、1927年(昭和2年)に竣工しました。


明治以降、東京市の人口増加に対応するため、建設されたそうですね。


ふーん。






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とはいえ。

幼少期以来の多摩湖再訪というジムインのはかない夢がようやくかない、至極満足でしたが。


出発前は、多摩湖〜〜?
なに、そこ〜〜〜?
おもしろいの〜〜〜?

と、校内でのジムイン企画の評判は散々。
いつものことですが。



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水面にうかぶドーム型の取水塔をながめ、


そういえば、ここには学生の頃に訪れたことがありますね〜・・と、


ジジ校長が新事実をぼやかれました。



こうして、記憶を喚起する、昭和初期の帝都・東京の公共建造物。


内部は立ち入りできず、橋の上から眺めるのみですが、いかにも立派です。




どちらかといえば、オサレな横浜文化をたっとびがちな、お笑い建築学校内ですが。

武蔵野・多摩の丘陵地文化の復権が急がれます。




とかいって。

実際に訪れてみると、多摩湖ツアーの学内の評価は上々。


ジムイン評価も鰻のぼり、いわゆる爆あがり、でしょうか。



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ついでに、県境をこえて、狭山湖まで足を運びました。


狭山湖。いわゆる山口貯水池です。多摩湖の隣にあります。

こちらは埼玉県内(所沢市、入間市)ですが、管轄は東京水道局になるようですね。

すぐ脇に所沢ドームがあります。


こちらの取水塔は屋根が円錐型ですね。




そしてふと、思い出しました。


かつて、西武園にあった、「ユネスコ村」を。



「ユネスコ村」をご存知でしょうか、、。


ユネスコ村は、西武球場の隣にあった地味な遊園地。


球場の奥、電車で一駅にあり、遠足や旅行で、いくどかおとずれた思い出があります。




とかいって。


そんなひからびた記憶を開陳しようものなら。


「ユネスコ村の園内に電車が走っててさ〜〜」と言おうものなら。


どちらかといえば、オサレな横浜・山手文化が支配的なお笑い建築学校においては、


なにそれ?しらない?そんなの聞いたことないし〜。


電車〜〜?またジムインさんの妄想じゃない〜〜?

、、、的な、


しらじらした反応が何度かこだましがちです。







「ユネスコ村」まで電車でいったあの記憶。

西武球場の前からのりかえた、白くて四角いあの電車。



あれは夢?それともジムインの妄想?

丘陵がみせた悪夢?



だんだん自信がなくなってくるのですが、多摩湖と西武園の間の道をぼやぼや散歩して。

とつじょ遭遇した線路。

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これってユネスコ村線かも!



正確には、西武山口線、みたいですね。

そういえば、数年前、西武ドームにいくとき、乗ったかも。。


https://ja.wikipedia.org/wiki/ユネスコ村駅




細かい経緯など、事情は詳らかではないですが、

おとぎ電車って1984年に廃止されてたんですね。


しらんかった。


山口線とおとぎ電車の関係性が、なかなか複雑そうですが。


とはいえ、すべてジムインの妄想ではなかったことがあかされ、

すこしだけ、すっきりした、正月旅でした。




# by korubunochie | 2022-01-11 16:28 | ユルバニスム

銚子電鉄とユルバニスム   

ジジのお笑い建築学校、ジムインの松本晴子です。



晩秋の某日、お笑い建築学校一行は、研修旅行にくりだしました。


研修先は、千葉を代表する、あの施設です。



ディズニーランド、、、ではなく。







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銚子電鉄です。

自称・鉄ヲタの新人くんの発案です。



研修の目的は、さしずめ、鉄道インフラと地方都市の活性化の実例を見学すること、といったところでしょうか。


アーバニズム、ユルバニスムですね。



銚子電鉄、ぬれ煎餅やまずい棒とか。


近年は映画製作にものりだし、意欲的な鉄道会社として活躍?しています。


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この日に乗ったのは、岩下の新生姜とタイアップのラッピング?車両でした。






銚子電鉄は社員の方々のエンゲージメントが高度に求められている感じでした。


鉄道運行という責務をこなしながら、営業企画を支えるプロフェッショナリズムに、頭が下がります。



もともと遊覧鉄道としてスタートした?、という歴史的経緯もあるのでしょうが。


ユーチューブでみた運転手さんや車掌をみかけると、なんだか勝手に興奮させられます。


ディズニーランドで、ミッキーと遭遇するような感じです。



それぞれの駅が観光スポット化されるなど、


銚子電鉄は、やっぱり、6.4kmのディズニーランド。


ネズミだと自制心がはたらくひねくれ者のジムインも、


鉄道であれば素直に心をひらけます。



銚子電鉄の熱気におされて、


日々、たいへんなんだけど、ふんばって生きて行こうう、、と思わせられました。


魂をうたれた感じ。


ぬれ煎餅をかじりながら。



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家で焼いてたべられるおせんべい。おいしいです。




ちなみに、サンティアゴ・デ・コンポステッラの巡礼にひそがに憧れるジムイン。


いつか、かの地をふめる日は、くるのでしょうか。





*お笑い建築学校、あまり更新していませんが。

ジムインの孤独なブログはたまに更新しています。










# by korubunochie | 2021-12-28 16:40 | ユルバニスム